車検時のエンジンオイル交換は車検の項目にはないため、必須ではありません。しかし、エンジンオイル交換は定期的に必ず必要になるため、車検のタイミングを交換の一つの目安にすることがおすすめです。
エンジンオイルとは車の中のエンジンを循環しているオイルの事です。人に例えるとエンジンは車の心臓部分に当たりますが、エンジンオイルは心臓を正常に動かすための血液のような作用をしています。
その作用は下記の通り多岐に渡ります。
1、潤滑作用…金属部品を油膜で包むことで、部品同士の摩擦を減らしスムーズに動かす作用。
2、密封作用…エンジン内部で生まれたエネルギー(ガス圧)が隙間から抜けてしまうのを防ぐ作用。
3、冷却作用…循環により生まれたエンジン内の熱を吸収し、オーバーヒートすることを防ぐ作用。
4、洗浄作用…エンジン内部に付着する汚れを防ぐ作用。使用期間が長くなるとエンジンオイルが黒くなるのはこのためです。
5、防錆作用…サビの原因となる酸素や水分が付着することを防ぐ作用。
一般的なエンジンオイル交換の目安は、『5,000㎞、または6ヶ月』と言われています。エンジンオイルを交換する際は2回に1度はオイルエレメント(フィルター)を交換しましょう。『10,000㎞、または1年』が交換目安です。
オイルエレメント(フィルター)はエンジンオイル内の不純物を取り除く役割を果たしているため、長期間交換がされないとフィルターの目が詰まってしまい、オイルの性能の低下や故障の原因となりかねません。エンジンオイル交換の際は、忘れないように必ずオイルエレメント交換のチェックもしましょう。
【ブレーキオイルの役割】
ブレーキオイルは、車のブレーキを作動させるために重要な役割を担っています。
車はブレーキペダルを踏み込むだけで、車体のスピードを減速しストップしますが、そのシステムを支えているのが、実はブレーキオイルです。
ブレーキオイルが、ブレーキペダルを踏み込んだ力をブレーキパッドまで伝達し、高速で動いているタイヤの動きを止めているのです。
また、ブレーキオイルはブレーキフルードとも呼ばれています。フルードという言葉と聞き慣れない方もいると思いますが、「油圧で機器を動かすための油脂類」という意味です。
ブレーキオイルの交換時期は10,000㎞~20,000㎞もしくは1~2年が推奨されています。オイルが劣化しているサインとしては、量ではなく色で判断します。新品のブレーキオイルは透明に近い黄色をしていますが、長期間使用するとだんだん茶褐色に変化していきます。
オイルの色が黒ずんで来たらすぐに交換するようにしましょう。
ブレーキオイルの交換タイミングとしておすすめなのは、車検を受ける時です。劣化したままのブレーキオイル
を使用し続けると、走行中に「ブレーキが全く効かない!」なんてこともありえます。命に関わる部品なので、決まったタイミングで交換するように心がけましょう。
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